企業情報

メッセージ

■ 社長メッセージ

私たち株式会社エフ・エー・エスは、株式会社SUBARU航空宇宙カンパニーの関連企業として、航空機部品の製造と航空機生産設備及び機器のメンテナンス、航空機の運用管理支援をおこなっている会社です。

 21世紀になってグローバル化が急速に進展し、アジア地区の経済的成長が顕著になるとそれに伴って航空機を利用する民間旅客数は、毎年増加を続けてきました。エアラインの新規開業や増便に応えるため、航空宇宙産業も継続して成長してきています。2020年から始まった新型コロナ感染症のパンデミックにより急激なブレーキがかかりましたが、2023年5月以降は5類感染症に指定され航空機需要も急速に回復しております。また、第2次大戦後築き上げられてきた安全保障体制に揺らぎが見られ、また地球温暖化などによる気候変動等により大規模な災害も散見されることから、防衛/防災用航空機についてもさらにその重要性が高まってくるものと想定されます。

 私たちは世界中を飛び回る航空機に対してSUBARU航空宇宙カンパニーを通じて部品を供給しており、航空宇宙産業全体の成長とともに供給量を増やしてきました。ボーイング社製の旅客機については主脚扉やフェアリング、動翼などの部品の組立製造を担当、防衛/防災用航空機についても動翼やヘリコプターの胴体部の製造に携わっています。今現在も私たちが生産した部品を使用した航空機が世界中で活躍しています。またSUBARU航空宇宙カンパニーで生産・修理されている航空機については、それらを生産する設備や計測機器は私たちがメンテナンスを施したものであり、微力ながら非常に重要な役割を果たして、世界の航空宇宙産業の一端を担っているものと自負しております。

 航空宇宙産業においては、その製品の特性から何よりも品質と信頼性が重視されます。この品質を担保するのは長年にわたって築き上げてきた熟練の技能・技術です。また生産機数の増加と新規開発機種の登場は、新たな技術に基づく生産方法やより進化した生産設備による効率化と高度な品質の確保および信頼性の向上の要求と表裏一体をなすものです。私たちは常に自らの製品とサービスの品質に磨きをかけ、お客様の信頼に応えていくことが必要不可欠なものと理解しております。これまでに獲得してきた熟練の技能・技術はしっかりと伝承するとともに、ひとつの場所に留まらずさらに新たな要求に応え、最新かつ高度な技能・技術に挑戦して変化に対応し、自らを変革していきたいと考えています。

 設立から30年を過ぎ、株式会社エフ・エー・エスはおかげさまで200名を超える企業へと成長してきました。新たな挑戦のため、従業員の働き方、職場の環境改善や個々の成長のための施策をより充実させるとともに、コンプライアンスの順守と社会への貢献についても社員全員が意識し、ステークホルダーの皆様からの信頼をいただいて、航空宇宙産業を支える企業としてさらなる発展への努力をして参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長 横山 信夫

■ 企業理念

■ 品質方針